【素早く治す】風邪の回復を早める方法

風邪は誰でもひきたくありませんが、どうしても体力が落ちていたり、人が集まる場所で他人からもらったりするので絶対に風邪をひかないという人はいないと思います。

風邪を引いてしまうと、頭が痛い、体が重い、咳が止まらないなどの症状が続き、回復して日常生活に戻るまで年齢を重ねるごとに時間がかかるようになってしまいます。

でも、「風邪の薬はないんでしょ?」「風邪をひいたら治るまでひたすら待つしかないんでしょ?」と思うのは間違いです。

本格的に風邪になってしまうと、回復するまで時間がかかってしまいますが、風邪かなと思った初期のときに適切な対処をすることで症状の重い風邪にならないようにすることは十分に可能です。

この記事では、風邪を予防する方法と風邪かなと思ったときに、できるだけ悪化させないで1日、2日で回復させる方法を紹介します。

市販の風邪薬では風邪は治らない

今では結構有名な話なので、ほとんどの人が知っていると思いますが、風邪を治す薬というのは存在しません。なぜなら、風邪のウイルスは200種類以上あり、実際にあなたがかかった風邪のウイルスを特定して撃退するということが非常に難しいためです。

唯一インフルエンザは、ウイルスが特定しやすく、しかも症状が重く危険があるということで、研究も進み治療するための有効な薬が出ています。

特に市販の風邪薬は、頭痛を抑える、咳を抑える、熱を下げるなどの対処療法だけなので風邪薬を使うことで、むしろ副作用が起きたり、治りが遅くなったりすることもあります。

このように、現在のところは風邪を素早く治すには風邪薬に頼らず、自分の免疫力で風邪のウイルスを撃退するしか方法がないのです。




風邪の回復方法

まずは、一般的に言われている風邪の回復方法を紹介します。これらの風邪の回復方法には注意することがありますが、風邪をすばやく回復させるためには重要なことです。

アルコール、タバコは控える

飲酒をすると、脱水作用が働き、アルコールの代謝に肝機能などが使われるために治りが遅くなります。 アルコールには炎症を促進させる作用があるので熱が上がったりせきがひどくなったりすることもあります。また、タバコはノドなどの呼吸器官に悪影響を及ぼします。

栄養のある温かいものを食べる

特に悪寒があるときは、体を温めることが有効です。 生姜湯、ホットレモン、くず湯、卵酒を飲んだり、ぬるめのお風呂に入ったりして、湯冷めしないうちに寝床に入ってください。

発熱時にはビタミンやミネラルなどの栄養素の消費量が増えるので、消化のよいスープなどで栄養を補給します。 食物繊維を多く含む食品や脂質などは、胃腸への負担になるので避けた方がよいでしょう。

部屋やからだを温める

体内の風邪の菌を撃退するためには、自己の免疫力を高める必要があります。体温を1℃上げることで免疫力を30%上げることができます。

また、部屋が寒いと体を温めようとして体力を使い風邪を治すためのエネルギーを治癒に使えなくなるため部屋を温め、体も外から、中から温める必要があります。

睡眠を多くとり体を休める

風邪をひいているときは、だるくて眠くなり健康な時よりもたくさん寝ることができると思いませんか?これは、体内の免疫力を上げるために体を休めるように脳が指令を出すためです。とにかくたくさん寝ることで免疫力が上がりますので、風邪をひいたら睡眠を十分に摂ることが重要です。

風邪を素早く回復させるにはとにかく免疫力を高める

さて、風邪の時に効果のある回復方法を紹介しましたが、これらの共通点は自己の免疫力を高めるという1点につきます。

とにかく体に入って爆発的に増えてしまった風邪のウイルスをなんとか体内で退治するために、自己の免疫力を最大にすることが風邪を素早く治すのに一番大事なことです。

免疫力を高めて素早く風邪を治す方法

では、風邪の時に実際に免疫力を高めて素早く治す方法をご紹介します。これらの方法は、特にひき始めの時にもっとも有効で免疫力を高めることをしない場合と比べて(完全に比べるのは難しいのですが)治るスピードが格段に変わってきます。

また、個人の体調や体力などによって効果のある方法としない方がいい方法もあります。自分の風邪の程度や体調などをよく考慮して行ってください。

胃に負担をかけないこと

先ほどの、風邪を回復する方法の中で一番注意が必要なことがあります。それは、栄養の取り方です。風邪の時は栄養が必要だからといって、普段と同じ食事にさらに栄養のあるものをプラスして摂ってはいないでしょうか?

実は、あなたが風邪の治りが遅い原因は消化にエネルギーを使いすぎという可能性があります。実は、胃は食べ物を消化するのにかなりの体力を使います。

一説によると、一日の食事に使う胃のエネルギーはフルマラソン一回ほどともいわれています。そう、風邪の時にもしっかり朝昼晩と食べていると、かなりの体力を使うのです。

さらに、風邪のときは食欲がなくなる人もいます。食欲がないということは体が食事を分解して処理するよりもウイルスを撃退する、もしくは体力を回復する方にエネルギーを割きたいと考えているためなのです。

そうはいっても、風邪のときには栄養をとってウイルスを撃退したいと思うのも事実。そんなときは、普段の時のような固形の食事ではなく、流動食にするのが一番です。大根とハチミツを使ったドリンクや、ショウガを使ったからだが温まるドリンクなどもいいでしょう。

単身者でとてもなにか作る気力もないという場合は、白湯などで水分を補給していれば無理に食べなくても大丈夫です。食べない方が治りが早いという人もいます。また、カロリーメイトのドリンクタイプなどは栄養価が高く、エネルギーもとれ胃に負担がかからないのでおススメです。


大塚製薬 カロリーメイト 缶 (カフェオレ味) 200ml×6本

自分で作れるという人は、クックパッドに風邪の時にいい飲み物がたくさん掲載されています。以下はクックパッドでの風邪のときの飲み物のレシピです。すべて胃に負担をかけずに、体を温めるものなので風邪の時はこういった体を温めるもので栄養を摂ると治りが早くなります。

大根 はちみつ 風邪 のレシピ 110品

風邪に効く 飲み物 のレシピ 45品

お風呂に入って免疫力をあげる

免疫力をあげて素早く風邪を治すにはお風呂に入ることも有効です。体温は1度上がると免疫力が普段の5倍にもなります。熱が高くて風呂には入れないという場合を除いてできるだけ湯船に浸かって免疫力をあげてください。

ただし、あまりに熱い風呂温度で入ると交感神経が活発になりすぎ、血管が収縮して血圧があがるので体によくありません。風呂の温度は39度~41度ぐらいまで入浴時間は15分~長くとも30分以内にすると免疫力が高まります。

その他、風邪の時の入浴の注意点です。

お風呂の温度は39~41度程度
湯船につかる時間は15分~30分
浴室と脱衣所はあらかじめ温めておく
入浴後は体を素早く拭いて早く寝床に入る
入浴前に白湯などで水分補給をする
髪を濡れたままにすると風邪が悪化するのでよく乾かす

体を温かくする

体を温かくする理由の一つは、体温の維持に余計なエネルギーを使わないことです。寒いと体温を保つために体力が奪われます。そうなると、本来は風邪のウイルスに使いたい体力がフルパワーで働けなくなってしまいます。免疫力を最大限に高めるためには、余計な体力を使わないことが一番です。

また、体を温めた方がいい理由のもう一つの理由として、ウイルスの増殖する温度は高いほど鈍くなるという研究結果があります。特に体温が37℃になると、繁殖のスピードが格段に鈍くなるのでできるだけ体を温めた方がウイルスの増殖を防げます。

イエール大学の研究 風邪ウイルスの死滅する温度は37℃(海外サイト)

体を温めるのに有効な方法

ホッカイロを足に貼る

ホッカイロを体のどこに貼るのが一番体を温められると思いますか? たぶん、腰とか首とかに貼ると温まると考える人が多いのではないでしょうか?

以前、「所さんの目がテン!」という番組で、ホッカイロを体のどこに貼ると一番体全体が温まるかサーモグラフィで調べるという実験番組がありました。

そこで実験した結果は、足の裏 結構意外な感じでしたが確かにそういわれれば「足湯」なんかも体がすごくポカポカしますね。風邪の時に体を温めようと思ったら「足の裏」にホッカイロを貼ると早く温まります。

所さんの目がテン! 「素早く体を温めるポッカポカ大作戦」 ~カイロはどこに貼りますか?~

体を温める飲み物を飲む

温かい飲み物ならなんでもいいと思っていたら大間違い。飲み物や食べものには体を温めるものと冷やすものがあります。

大まかな分け方としては、暖かい地方でとれるものは体を冷やす食べ物、例えばバナナ、パイナップル、マンゴーなどはそうです。体を温めるものはリンゴ、桃、ぶどうなど。

飲み物だと、温めるものはショウガ湯、ほうじ茶、紅茶、ウーロン茶など。体を冷やす飲み物は、コーヒー、緑茶、牛乳、ジュース、水、清涼飲料水です。

体を温めて体温を保つためには、ショウガ湯、ほうじ茶、葛湯などがいいでしょう。

腹巻、湯たんぽをつかう

とにかく体を冷やさないためには、普段より多めに服を着ることが大切、特に足を温める、おなかを温めることで体全体が温まります。

寝るときに湯たんぽ、腹巻で部分的に温めると寝るときに着すぎでモコモコしない上に、起きたときにも適度に体を温められます。

風邪のひき始めなら葛根湯が有効

風邪の時に葛根湯を飲むと早く回復するという人もいます。風邪の時に薬は効かないのでは?と思うかもしれませんが、葛根湯は風邪を治す薬ではなく漢方薬です。

どう違うかというと、市販の風邪薬がのどの痛みを和らげる、頭痛を抑えるなどの症状に対処するのに対し、葛根湯は自らの体温をあげ、発汗を促すことで菌やウイルスを弱らせる効果があります。つまり、自分の免疫力を発揮するための手助けをするのです。

そのため、すでに熱があったり、汗をかいてつらくなったりしていると葛根湯は効果を発揮できないので、本格的になってしまった風邪よりも初期の風邪にいいと言われています。

ただし、漢方薬は使用者の体力などに合わせて使うという性質があり、この葛根湯は比較的体力のある人に向いています。体が虚弱、胃腸が悪い、発汗が多い人などには葛根湯は向かないので注意してください。


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風邪にビタミンCは有効か?

「風邪のときには、ビタミンCを大量に摂ると治るよ」なんて、誰かに聞いたことがある人も多いのではないでしょうか? ビタミンCが風邪にいいという説は、アメリカの量子化学者であるポーリング博士が「ビタミンCと風邪」という本を出版してから世界的に広まり現在でも風邪にはビタミンCがいいといわれています。

その内容を要約すると

1日5~10gのビタミンCを摂取すれば風邪を予防し、感染してからも1時間以内に1回500~1000mgずつビタミンCを摂ることで風邪を軽くすることができるというものです。

1日5~10gのビタミンっていうのがすでに無理っぽいですね。レモン一個のビタミンCが20mgなので5gというとレモン250個という計算になります。食品からではほぼ不可能なので、サプリメントなどから摂取するということになりそうです。

結局ビタミンCが風邪にいいというのは、実はその後にいろいろな論文が出ています。 結果としては論文の半分は効果があるというもの、そしてもう半分は効果が認められないと結果で今のところはほぼ互角です。

研究の結果として効くとも、効かないとも言えないなんともはっきりしない内容なのですが、現在の主流としては治療に関しては一定の効果があるのではないかと考えられています。

ビタミンCは大量に摂取しても害はなく、余分なものは尿としては排出されるので、いろいろな方法で風邪を治したいというなら、ビタミンC摂取での治療を試すのもいいでしょう。


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風邪を予防する:免疫力を高める

いかがでしたか?風邪から素早く回復する方法を紹介してきましたが、では普段から風邪にならないようにするにはどうしたらいいでしょうか。

よほど誰にも会わないという人でなければ、電車にのり、人の多い場所に行く、会社や学校などに通えば風邪の菌やウイルスを絶対に防ぐ方法というのはありません。マスクはある程度の風邪の予防効果があるにしても、完全に風邪を防ぐことはできません。

結局風邪を予防するには、自己の免疫力を高めるしかないのです。免疫力が高ければ風邪の菌が感染しても、増殖することなく消滅していきます。風邪は体力が落ちているときにひどくなるのです。

普段から免疫力を高める方法

自分の体温を上げる

普段から免疫力をあげる方法としては、今よりも体温をあげるという方法があります。体温が上がれば、血液の流れがよくなり、免疫力が高まることが知られています。また、ウイルスは37℃でほとんど活動ができないため増殖して風邪がひどくなることもなくなります。

体温をあげる方法は、普段から着る物を厚めにしておき体力を奪われないようにすることです。もう一つは、自分の筋肉量を増やすことです。

筋肉は、体内で最も多く熱を作り出す機関です。筋肉の量が増えれば当然、熱量も増えるので日常的に体温が上がります。

効率よく筋肉を増やすには、足の筋肉を増やすことです。スクワットをする、ウォーキングで1日に30分ぐらい歩けると筋肉量が増え体温も上がってきます。

腸内環境を整える

最近の研究でわかっているのが、腸内環境を整えると免疫力が上がり病気をしにくくなるというもの。脂肪を摂りすぎる、食物繊維が不足する、ストレスを受ける、などによって腸内の悪玉菌が増えると腸内環境が悪くなり病気に対する抵抗が弱くなります。

腸内環境がよくなると、腸内に入ってきた物質を腸の免疫細胞が認識し、有害か無害かを判断します。有害な場合は腸の免疫システムがその物質を撃退します。こうした腸の免疫システムによって、口から入った細菌やウイルスを腸が守っているのです。

腸内環境をよくし免疫力を高める方法は、善玉菌を増やすこと、善玉菌が増えると免疫力が強くなるほかにも、整腸作用、消化吸収力のアップ、老化防止、風邪以外のガンなどの他の病気の予防などにも役立ちます。

人間の健康はすべて腸がつくっていると言っても過言ではナほど腸内の環境は重要なのです。

善玉菌を増やし腸内環境を良くするには

善玉菌を増やし、腸内環境を整えるには規則正しい食事、適度な運動、十分な睡眠の他、腸内環境を整える食品として、食物繊維やオリゴ糖、納豆やオクラなどのぬるぬるした食べ物なども善玉菌を増やします。

ヨーグルトなどの乳酸菌も善玉菌に良さそうですが、熱や酸に弱い上に胃でほとんどが溶かされてなくなってしまいます。最近では、胃で溶かされずに腸まで届く乳酸菌なども開発されていますので、そういった商品を摂るのも腸内環境を良くするのに有効です。

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