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男性の加齢臭はいつから出始める?
一般的に男性の加齢臭が出始めるのは、中年と呼ばれる40代から。これは、40代ぐらいが一番皮脂の分泌が活発なためです。ただし、以下のような場合には早めに加齢臭が出てしまう人もいます。
ジャンクフードばかり食べている
運動をまったくしない
喫煙飲酒量が多い
ストレスが多く睡眠不足
仕事が忙しく過労気味
これらの悪い生活習慣の場合は30代ぐらいから、早い人だと20代から加齢臭が出始めます。これを見るとなんとなく人物像が見えそうです。少し偏見が入ってしまいますが、一人暮らしで入社3~5年ぐらい、仕事での責任が増してきて残業も多くなった喫煙、飲酒好きの中堅のサラリーマンってとこでしょうか。
twitterでも加齢臭やばいな~と感じている若者は結構いるようです。
加齢臭どうにかならないかなぁ・・・///
— ふぇええ…軍令部長だよぉ…(62) (@____fuee_gunrei) 2017年6月9日
もしかして:加齢臭
— ルカ@Сolor's (@SRM_Color) 2017年6月9日
大抵コンビニ来るのってサラリーマンじゃん?そんで、加齢臭がやばいわけですよ。ほんとにやばい。
その中でお風呂上がりのような匂い放ってる人いたらそりゃー魅力的にみえちゃいますよ。— たむらのりな (@PeeMuuTaaFuu) 2017年5月30日
加齢臭かな?………気をつけなくては。
— きよし ぽんすけ @新しい船出だ (@kiyopon5717) 2017年5月30日
女性の加齢臭はいつから出始める?
女性の場合も加齢臭は男性と同じようにでます。ただし、女性は女性ホルモンの抗酸化作用により皮脂の酸化を防ぐので男性よりも加齢臭の発生する年齢は5~10年ぐらい遅いといわれています。一般的な男性で40代ぐらいなので女性だと45~50歳ぐらいで加齢臭が出始めるということになります。
しかし、出にくいというだけで「加齢臭がでない」というわけではありません。女性でもタバコや飲酒、ストレスなどで環境がよくなければ20代、30代で加齢臭がでるといった恐ろしいことにもなりまねません。
20~30代で加齢臭が出てしまう原因と対策
では、若年層で加齢臭が出始めてしまう理由とはなんでしょうか?それは一つだけの要因ではありません。
ストレスによる影響
仕事で忙しすぎる、職場の人間関係が、家族との関係が悪化して辛いなどストレスを抱えてしまうと男性ホルモンが活発になるので、その影響で皮脂の分泌が増加することがあります。
極度に緊張したり、精神的に追い詰められると体からイヤな臭いがでることがありますが、それと同じです。また、男性ホルモンは女性でも分泌されるので女性であっても同じようにストレスで加齢臭が出ることがあります。
病気による影響
加齢臭は病気の影響により発生することがあります。体調が悪いときに体臭がすると感じることがあると思いますが、原理としては同じです。
実際にどのような病気になると加齢臭を発生するかというのはありませんが、内臓の調子が悪かったり、病気をすることで体臭が変化するので若いうちに加齢臭がするというのは体調の変化で起きている可能性もあるのです。
食生活、生活の乱れ
実家を離れ一人暮らしをしていたり、まだ独身で料理ができなかったりするとコンビニやファーストフードで手軽に済ますという人も多いのではないでしょうか。コンビニやファーストフードがなぜ悪いかというと、野菜や果物を摂取する量が少ないので栄養のバランスがとれないためです。
また、肉などの脂質を多くとるようになるので毛穴に皮脂がつまって加齢臭の原因となります。食生活で皮脂の分泌が活発になると表面的に臭い対策をしても、次から次へとわいてくるので根本的に対策したい場合は、脂質の摂りすぎを改めて野菜や果物を多くとるような食生活に変えていかなければなりません。
運動不足
加齢臭は酸化により発生すると説明しましたが、運動をすることで体内の酸化を防止する効果があります。すなわち運動不足だと体内の酸化を抑えられないので加齢臭がするということです。
加齢臭を対策するには有酸素運動を行うことが必要です。しかし、運動不足の人がいきなり激しい運動を行うと逆に活性酸素を増やしてしまうということもあるので、初めはウォーキングや軽いジョギングなどから徐々に負荷を与えるようにするといいでしょう。
飲酒・喫煙による影響
飲酒や喫煙は活性酸素を増加させます。活性酸素は、30歳を過ぎたころから増加し始める老化を促進する物質です。活性酸素が増加すると加齢臭の原因であるノネナールの元になる過酸化脂質も増えてしまうので加齢臭が発生してしまうのです。
活性酸素は、加齢臭の原因になるほか、老化、疲労、生活習慣病、ガンなどを引き起こす原因にもなるので増えすぎないように飲酒や喫煙をなるべく控えることが必要です。
肌や髪の洗いすぎ
常に清潔にしているのに加齢臭のような臭いが気になるという人は、過剰に清潔にしすぎることが原因の場合があります。洗浄力が強いシャンプーや石鹸で洗いすぎると肌にもともといる常在菌を減らしてしまうためです。
常在菌は細菌を減らすなど肌に良い働きをして臭いを抑えてくれますが、肌を洗いすぎると常在菌も減るので結果的に細菌が増えてしまうのです。この洗いすぎによる臭いを対策するには、刺激が強く洗浄力の強いシャンプーやボディソープはやめて湯シャンや洗浄力が弱いものに切り替えることです。
加齢臭とは違うミドル脂臭
加齢臭と思いこんでいるだけで、実は加齢臭ではなく別の臭いということも考えられます。その一つは、「ミドル脂臭」です。ミドル脂臭は30代半ばぐらいから出始める臭いで加齢臭の原因成分であるノネナールではなく、「ジアセチル」であることが特徴です。
ジアセチルは、汗の中の乳酸が皮膚に常に存在する常在菌に代謝・分解されることで発生。ミドル脂臭は頭やうなじなどから古い油のような臭いがでます。
ミドル脂臭は、早いと30代から出始めるので加齢臭と勘違いしてしまうことがあります。ミドル脂臭を予防するには頭皮をよく洗う、紙だけではなく頭皮をしっかりと乾かすことが大切です。
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